実演【土鍋の焦げ】落としてみました!クエン酸と重曹でツルツルに

Hi-gh ☆ チルルです。
大切な土鍋を焦がしてしまった!?

金属製のお鍋と違って、土鍋には傷つきやすいためスチールタワシは使えません。ましてクレンザーなんてもってのほか!

慌てなくてもだいじょうぶ!クエン酸(または酢)と重曹でツルツルに落とせます。

→ マスタークックの土鍋は軽くならステンレスタワシでこすってもだいじょうぶです。あくまでもやさしく、ね!

今回の処置は2ステップでおこなっています。ステップ1で落ちればステップ2に進まなくていいです。

その前に注意点。

チルルが愛用する土鍋、マスタークックの公式サイトによると

「重曹や合成洗剤は土鍋生地が吸収してしまいますため、ご使用はおやめください。少量の中性洗剤でしたら使っても問題ありません。その際は手早く洗い流してください。」

とのこと。

重曹だけでなく、クエン酸も吸収されますよね。

でもこの微動だにしないガチゴチの焦げをとるにはクエン酸と重曹の力が欲しい。やきもの屋さんのサイトも含め、クエン酸と重曹の使用を紹介しているサイトはたくさんあるし、チルルも今まで使ってきて何も不具合は感じなかったゆえ、使います、今回も。


みなさまにおかれましては、お使いになる場合はご自分の判断でお願いします。クエン酸と重曹は掃除用でなく食品グレードのものをお使いください。

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ステップ1

焦げを落とす前の土鍋の状態

じゃじゃ〜ん!

被験者は、10年に一度訪れるか否かのマンモス級に焦げた土鍋。
ブログ用に特別にご用意しました! なんつって

土鍋を火をかけた後にパソコン作業を始めたら、インターネットの海に飲み込まれ時間観念を失ってしまった、、。よくあること。火事にならなくてよかったー 

今まで焦げたときは適当に対処してましたが、ブログでお伝えするために調べて処置してみました。

参考にさせていただいたのはこれらのサイト ↓ 詳しくてわかりやすいです。
土鍋の焦げ付きの落とし方!焦がさない裏ワザも教えます! – シュフーズ
土鍋の焦げの落とし方は簡単!家にあるものですぐに落とす方法 | Zehitomo Journal


焦がした食品が酸性の場合はアルカリ性の重曹を使い、食品がアルカリ性の場合は酸性のクエン酸または酢を使うのこと。

汚れと反対の性質の物質で中和させることにより汚れを取るというわけですね。ナチュラルクリーニングの基本ですな。


酸性食品
肉類、魚類、卵、米、穀類、砂糖など

アルカリ性食品
海藻、きのこ、野菜、果物、大豆など

♦︎ 分量

分量

重曹の場合:大さじ3〜4杯
クエン酸の場合:大さじ3〜4杯
酢の場合:50ml〜80ml

今回炭と化した元は、玉ねぎとしめじだったので、アルカリの汚れかな?ゆえにはクエン酸を使います。

♦︎ 焦げをクエン酸で落とす手順

手順
  1. スポンジで汚れ、落とせるだけの焦げを落とす
  2. 水を8分目まで入れ(焦げた部分が浸かっていること)、クエン酸大さじ3〜4を入れて溶かす
  3. 中火にかけ、2、3分沸騰させる
  4. 火を止めフタをしたまま一晩おく
  5. スポンジで焦げを落とす

*「デモ」はクエン酸を使用していますが、酢や重曹でもやり方は同じです。

土鍋に水とクエン酸大さじ3〜4を投入。

中火にかけ、2、3分沸騰させた後、火を止めてフタをしたまま放置。

7時間放置した土鍋の焦げつき状態

7時間後。見た目変化なし。

水は捨てないで、スポンジでこすってみます。

ウンともスンとも。分厚く黒光りした油絵みたい。

そこで、ペットボトルのキャップでこするという手段採用。サプリのプラスチック製フタで代用。

プラスチックのフタでこすった後の土鍋の状態

ガリゴリしてみたけど、成果わずか・・。

軽傷ならこの方法で取れるのかもしれませんが、今回のヘビー級・油絵的こびりつきにはマイルドすぎたのかも。

こうなったらいつものとおり、シュワシュワするか!

というわけで、ステップ2へ。

ステップ2

クエン酸が溶けた水に重曹を投入します。

まず大さじ1杯。

シュワ~~~~~

クエン酸と重曹でシュワシュワ発生した炭酸ガス

追ってさらに大さじ1杯。
シュワワ~🎶

*重曹を一気に入れると勢い余って土鍋からあふれる恐れがあるので分けて入れましょう。

中火にかけて沸騰させます。

今回はうまくいきそう。シュワシュワに踊らされた焦げの破片は今剥がれたのか、前から剥がれていたものか見分けがつかないけど、スプーンで底を掻いたらすでにちょっと剥がれたもんね。

でもフタをして一晩おきます。人力で力づく落とすより、できるだけ自然の摂理に任せた方が楽だしね。明日の朝のお楽しみ♪

翌朝。どうでしょう?
サプリのフタでこすります。

うん、昨日よりだいぶ簡単にはがれました。
ではここで、重曹の研磨作用に助けていただきましょう。

重曹の粉を適当に入れ、スポンジとキャップでゴシゴシ。肌の弱い人はゴム手袋してね。

取れました~♡

黒い色素は取れず、玉ねぎの型もついたままですが、分厚い油絵の具様の焦げ付きは完全に取れました。ツルツルです⭐︎☆

しかしですな、クエン酸(酢)と重曹を混ぜる方法には賛否両論あり、酸と重曹を混ぜると中和されるので無意味という意見もあります。その見解はごもっとも。クエン酸と重曹を混ぜたときのph(ペーハー)がどうなるかは、それぞれの分量の割合によりますが、反対の性質の物質を合わせるとお互いかき消し合うのは確かです。

*ちなみに重曹は弱いアルカリ、クエン酸と酢は強いアルカリ。

シュワシュワの正体は炭酸で、排水溝など、サラサラの液体だとストンと流れ落ちてしまう形状のところにシュワシュワさせると、より長い間とどまってくれるので効果があるとされています。

では、本題の焦げ落としには効果ある??


残念ながら、ネットで調べたところ科学的に満足のいくデータは見つけられませんでした。炭酸にガチガチになった焦げを柔らかくする効果でもあるのかな???

なので、紹介しておいてなんですが、それでもいいから試してみようかなと思った方だけトライしてみてください 笑

私個人の経験上、今まで何度か派手に焦がしたときシュワシュワは効果的でした。

お天気がいいので窓際で土鍋を乾燥させました。しばらく水に浸けていたので、しっかり乾燥させてあげます。

さらに、今回の荒治療で土鍋に負担をかけてしまったと思うので、お粥を炊いて目止めもしました。亀裂もあることだし。

まとめ

  1. 焦げ付きが酸性かアルカリ性か見極める
    ・アルカリの焦げ→クエン酸 or 酢を使用
    ・酸性の焦げ→重曹を使用
  2. 土鍋に水とクエン酸(酢)か重曹を入れ沸騰させ、フタをして一晩おく
  3. スポンジまたは必要に応じてキャップを使ってこすってみる
  4. 焦げが取れなかったら重曹またはクエン酸(酢)を入れてシュワシュワ
  5. 沸騰させフタをして一晩おく
  6. スポンジとキャップでこすって焦げを落とす
  7. 焦げがきれいに落ちたら、洗って水気をふき、よく乾燥させる
  8. 目止めをしてケアしてあげればハッピー♡

焦げは数日間乾燥させると落ちやすいという情報もあります。土鍋依存症のチルルには数日間も待てませんが、気長に待つゆとりのある方は試してみてもいいかもしれませんね。

我が失敗が、あなたのお役につことを祈ります。実演【土鍋の焦げ】の落とし方解説でした〜。

火の用心・焦がさぬよう気をつけよう。

Peace, またね〜



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