ワイルドライスとは?
ワイルドライスは、ライスという名でありながらライスではありません。「マコモという多年草の種子」なんです。食感はチューイーで、プチプチとした歯ごたえを楽しめます。
私が初めてワイルドライスに出会ったのは、アメリカの田舎町の大学のカフェテリア。日本食が恋しくなった頃、ライスメニューに嬉々として口に入れたら全然ライスじゃなくてなんじゃこりゃ、となったことがあります。そのワイルドライスはお世辞にも美味しいと言えるシロモノではありませんでした、。そこでの食事はアメリカの典型「質より量」で、それほど味にこだわりのなかった当時10代の私にさえどのメニューもあまり美味しくなかったので、ワイルドライスも質が悪かったのかな?
時は過ぎ、オーガニック&ヘルシーなライフスタイルに目覚めてからワイルドライスを再発見。ミネラルとビタミンだけでなく抗酸化物質もたっぷりで超・ヘルシーというので、リゾットにしてみたらおいしかったの。オーガニックカルチャーの進んでいるバンクーバーでも良質でおいしい有機玄米は手に入らなかったので(選択肢は美味しいノンオーガニックのカルフォルニア米か、まずくて粒が不揃いのオーガニック玄米)、滞在中、全粒雑穀やワイルドライスをお米がわりに食べていました。あくまでも”ライス”なので味に大きな主張はありませんが、しみじみ味わい深く、ナッティな香ばしさがあって好き。
Whole Foods Market で買たものを日本に持ち帰りちびちび食べていたのですが、今では日本でもネットで簡単に手に入ります。興味があればぜひお試しを!
おすすめのワイルドライスはこれ!
ワイルドライスの栄養
主な栄養素
炊いたワイルドライス(1カップ)に含まれる栄養素をみてみましょう!
- カロリー:140 kcal
- 炭水化物:30g
- タンパク質:5.5g
- 脂質:0.5g
- 食物繊維:2.5g
お米よりも低カロリー、タンパク質が多め。食物繊維は玄米よりも多い。
- マンガン:0.42mg (19.4%)
- 亜鉛:1.9mg (12.7%)
- マグネシウム:44.3mg(11%)
- リン:113mg(11%)
- ナイアシン:1.8mg(9.3%)
- ビタミンB6:0.17mg(9.3%)
- 葉酸:36mg(9.3%)
- 銅:0.17mg(8.4%)
*(カッコ内)は1日の所要量に対する割合
ビタミン、ミネラルがすばらしく豊富ですね!
抗酸化作用
フェノール酸やシナピン酸などのフィトケミカルが豊富。強力な抗酸化作用があるためフリーラジカルによるダメージや慢性疾患のリスク減少が期待できます。
グルテンフリー
グルテン不耐症の人やグルテンフリーダイエットを実践している人にも向いています。ただし、製造過程で小麦粉などグルテン含有穀物が混入している可能性がありますので、グルテンフリーを厳格に実践している場合はメーカーに確認するなど注意が必要です。
参照
Is Wild Rice the Best Rice of All? Learn How to Cook | Dr. Axe
ワイルドライスの炊き方
- ワイルドライス 1カップ
- 水 2カップくらい
- 塩 3つまみくらい〜お好みの量
- ローリエ 2枚
- ワイルドライスを水で洗います。
- お鍋にワイルドライスと塩、ローリエ、分量の水を入れ、フタをして中火にかけます。
- 沸騰して1分ほどしたらとろ火にして30〜50分炊きます。
- 30分ほどで味見をしてみて、生っぽくてかたいようなら炊き続けます。水分がなくなっていたら適宜足してください。好みの柔らかさになった段階で水分が残っているようならフタをあけて水分を飛ばした後、フタをしてあたためてから火を止め10分蒸らします。私はチューイーでぷりぷりした食感が残るくらいが好みです。
炊いている間、お茶を煎っているような、薬草を煎じているような芳ばしい香りが立ち込めます。いかにも体によさそう〜
水の量はワイルドライスの2倍の容積くらいですが、モノにより必要な水分量と炊く時間が異なるので調整してください。ローリエはなくてもいいですが、とってもおすすめです☆
ベジブイヨンを入れて炊くいても美味しく炊けますが、私はたいてい塩とローリエのみでシンプルに炊きます。プレーンにしておいた方が、その後いろいろな用途にアレンジできるから。
冷蔵庫1週間ほど保存可能。2日くらいはかたくならないのでサラダにしてお弁当にも。冷凍保存できるので多めに炊いておくと便利ですよ。冷凍したものはスープやリゾットなど加熱して食べるとよいです。
ワイルドライスの食べ方
お米のように
- メインディッシュに添えて
- リゾット
- サラダ
- スープ
などアレンジ自在
オススメはワイルドライスのパセリたっぷりサラダ。
▽ レシピは下記リンクからご覧くださいね! ▽