ヘルシーな食べ物といえば玄米、玄米といえばヘルシー、ではそのヘルシーな玄米を発芽させたら?
発芽玄米がなぜオススメか、健康面とプラスアルファのポイントをご紹介します。
栄養価が増す
ビタミンB群、ビタミンE、マグネシウム、亜鉛、リジン(必須アミノ酸の1種)、食物繊維、ガンマアミノ酪酸(GABA)などが増えます。
とりわけ注目すべきはGABA。「抑制性の神経伝達物質」として脳や脊髄で働き、興奮を鎮めストレスを和らげる効果があるとされている成分です。リラックス状態をもたらしたり、不眠・睡眠の質の改善、血圧の低下、抗ストレスによる免疫力の向上など、多くの作用が期待されています。
発芽玄米には、玄米の2倍、白米の10倍ものGABAが含まれています。
栄養が吸収されやすくなる
白米と比べてビタミンB群やミネラルなどの栄養価の高い玄米ですが、反栄養素であるフィチン酸も多く含んでいます。フィチン酸にはミネラルと結合して体外に排出する作用があり栄養の吸収を阻害します。発芽のプロセスはフィチン酸を減らすため、栄養素が吸収されやすくなります。
消化しやすくなる
玄米の難点は普通に炊くと硬くて消化しにくいことです。
発芽させれば柔らかく炊けるので消化によく、弱った胃腸にもやさしい。玄米は硬くてボソボソするから苦手、という方にもおすすめです。フィチン酸が減ることでも消化しやすくなります。
柔らかい・あまい・おいしい
体によくても美味しくなかったら続かないですよね。発芽させると玄米が柔らかく、美味しく食べやすくなるのです。
浸水させただけの場合より、やわらかく、甘みが増し、おいしさがアップします。炊いたらトウモロコシのようなあまい香りがして私は大好きです。そしてぬかくささは減ります。分つき米のようにぬかが芳るのも私は好きですが。
「おいしくない」と思ったら?
もし「おいしくない」と感じたら次を試してみてください。
・臭みを感じる → 水をもっと頻繁に換える
・苦味を感じる → 発芽させすぎると苦味が出るので、発芽をもっと早い段階でやめる
コツをつかめば難しくありません!
気をつけたいポイント
有機玄米を選びましょう。農薬はお米の胚乳(白い部分)よりヌカの部分に残留します。玄米を食べるなら有機玄米を。小麦粉やオートミールも同様に、全粒穀物は特に有機のものを選んでくださいね!
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Peace, またね〜
参照
ギャバ・ストレス研究センター
Germinated brown rice as a value added rice product: A review | NCBI